婚活イベント企画募集に30万円助成

(http://hokuriku.yomiuri.co.jp)

県が30万円助成出会いの場積極支援

県は、結婚を希望する男女に出会いの場を提供する“婚活”イベントの企画案を募集している。県内では、未婚や晩婚化が目立ってきているが、アンケートによると、未婚男女の9割は結婚を希望しており、県が1企画あたり30万円の助成をして、出会いの場を積極的に支援する。

  県は2007年度から、「とやまで愛(出会い)サポート事業」を始め、結婚相談にボランティアで応じる「出会いサポーター」の育成やイベント情報の広報、県主催のバスツアーや料理教室などを支援してきた。

  しかし、厚生労働省によると、県の平均初婚年齢は09年は夫が全国38位の30・3歳、妻が同33位の28・4歳(全国平均は夫30・4歳、妻28・6歳)となっており、今年度からは、約400万円の予算を確保し、民間のアイデアも活用することにした。

  募集する企画案は、未婚男女に健全な出会いと交流の場を提供するだけでなく、異性とのコミュニケーション能力の向上や、県内の地場産業の理解や振興にもつながる内容が対象。例として、参加者の魅力をアップするマナー講座形式や、農場でヤギの乳搾りや野菜作りなどの農業体験を行いながら男女が交流するイベントなどを想定している。

  参加対象は県内在住か在勤の20歳以上の未婚男女で、計30人程度の参加が見込めることなどが条件。助成金は、直接的な経費に限り、参加者の飲食代などは対象とならない。
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