結婚前の探偵調査、インド都市部などで増加

急速に増える知らない者同士の結婚

探偵業は、近年のインドの成長業種。これは、社会の変化や、結婚式の執り行われ方に起因するところが大きい。

 特に都市部では新聞広告やウェブサイト、結婚相談所などで家族が結婚相手を探す事例が増加している。そして、多くの場合、登録情報には良い内容が大げさに書かれていたり、ひどい場合にはウソが書かれていたりする。

 ニューデリー(New Delhi)の探偵事務所Lancersのディレクター、Kunwar Vikram Singh氏は、「古き良き時代には親密な社会があり、結婚は知り合いの家族の間で結ばれたものだった。しかし現代では、結婚は知らない者同士の間で行われることが増えている」と述べ、「知らない人物と関係を持つことが、リスクを増加させている」と語った。その不信感を補うために、私立探偵が雇われ、相手に知られないように調査をするのだという。

 調査はおよそ7~10日間で終わり、旅費などの経費や、調査の複雑度などに応じて1万5000~30万ルピー(約3万~56万円)かかる。また、価格には家族の経済状況も考慮に入れられるという。

 Puri氏は、一生の伴侶となる相手の調査をすることには、なんのやましいこともないと述べる。「人びとがここを訪れるのは、100%の確信が持ちたいからだ。健康診断はなにもかも順調なことを確かめるために1年に1度受ける。それと同じようなものだ」と語った。
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